ゴーゴー☆TOILET (2006年)

少年映画評価 5点
作品総合評価 4点
少年の出番 100%(出演者はほぼ4人の少年だけ)
お薦めポイント 16mmフィルムで撮った小学生向け道徳番組
映画情報など 2006年製作。DVD発売中
(写真は主役のタモト晴嵐君)


オムニバス映画DVDのMovies-High7に収録された短編映画。Movies-HighやNCW(ニュー・シネマ・ワークショップ)については、本ページの1番下のMovies-High関連一覧表にある他の作品のレビューを参照して下さい。

本作は12分の短編。Movies-Highシリーズのレビューも本作品でとりあえず終了です。邦画少年映画ネタ不足の中で本シリーズは重宝しました。多少(いや、かなり)手抜きだったかもれませんけれど。

本作品の基本情報。2006年の16mmフィルム作品。監督は伊羅子政代さん。ふかやインディーズ・フィルム・フェスティバル2006優秀賞、第2回ぐんま学生ショートフィルムコンクールグランプリ、第6回伊参スタジオ映画祭招待作品。なかなか評価されています。

トイレで大をしたユウキとツトム。悪ガキが寄ってきたが...堂々と宣言する!
■ストーリー

小学校のトイレで大をするのは恥ずかしい事。ユウキ(タモト晴嵐)のクラスのツトム(藤本雄樹)はお腹が弱いのか、毎日必ずトイレで大をする。しかしクラスの悪ガキであるタケシとヒロシは毎回嫌がらせ。囃し立てたり、濡れ雑巾を投げ込んだり。2人の友人であるユウキも仕方なく加わる。

実はユウキもお腹が弱い。2人に見つからないようこっそり大をしている。それをツトムに見られた。でもツトムは何も言わない。やがて2人にはトイレのつながりで妙な友情が芽生えてきた(ウ○コ友だち)。嫌がらせされているツトムをそっと助けるユウキ。

そしてとうとうある日、二人はキレた。学校でウ○コをしてなぜ悪い!

■他愛もない話をここまで映画にした潔さに脱帽。

まあ、どこの学校でもあるような話。学校でウ○コをするだけ。それをバカにする奴と、開き直る奴、それだけ。NHKの道徳ドラマや中学生日記でもネタにするには足りないほど。それを16mmフィルムで撮ると映画に見えてくるから不思議。監督さんの手腕は大したもの。

主役のタモト晴嵐君は無名ではなく実績のある子役。長編映画「ゴーグル」では堂々の主役。演技派の少年俳優です。本作は練習時間が少なかったのか、子役全員セリフは棒読みだったのが残念ですけれど。

ツトムはお腹が弱いので
毎日学校で大をする
嫌がらせをするタケシとヒロシ
ユウキにもやれと...
ツトムへの罪悪感も感じる
(まあ仕方ないか)


ユウキも腹具合が悪くなった
誰にも見られないように...
トイレでズボンを下ろす
(床につくと汚いなあ...)
無事に放出したよ
(ああ至福のひととき)


おっと忘れちゃいけない
お尻の周辺にプシュっと
(商品名が微妙ですなあ)
嫌がらせで紙がない!ツトムのピンチ
ユウキがそっとテッッシュを...
(指先が少し。ウ○コじゃないよ)
ユウキとツトムは勇気を出して
堂々と学校でウ○コを宣言
(友情が芽生えた)



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